注染とは
堺の伝統:注染の特長
多彩な色合いと様々な技法
「注染」は、手作業でありながら多彩な柄、小紋など、微妙なタッチや独特の色合いを出すことができる堺の伝統地場産業です。
ぼかし等の技法を活かすことで立体感やなごみを表現することに優れています。
染めと生地の風合い
表裏両面から染色するため、表も裏も同じ柄が同じ色合いで出るのも注染の特徴です。
注染で染め上げられた生地は、ほとんどの工程を人の手で行うため、繊維がつぶれにくく通気性に優れ、肌ざわりもやわらかく仕上がります。
作業工程2:糊置き
糊付け台の上に生地を広げ形紙を被せます。柄の中で染料をつけないところに木ベラを使い糊をのせていきます。これを何度も繰り返し折畳み、2、3疋積重ね次の工程へ進みます。
この工程、または受けもつ職人の事を「板場(いたば)」と呼びます。
作業工程8:仕上げ
整理部に送るため、検品しつつ一定の長さに揃えます。
その他、織物染織にかかわる工程にご興味のある方はこちらをご覧下さい。